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投資実験レポート その4 - 投資先のROEとリターンの関係

ROEと運用実績(複利利回り)とは相関関係にあるのか

※7年以上投資し続けている全13銘柄(下表)の場合

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  • 実験ファンドの投資先の自己資本利益率ROE)実績値(直近10年間の平均値)と、それぞれの運用実績(複利利回り)とを並べてみた。高い運用利回りをもたらしてくれた会社は、例外なくROEの水準が高い。
  • 通常、ROEの高い会社に注目して投資しているわけだが、投資した後、ROEが低落することも珍しい話ではない。高いROEを実現し続けたという実績は高く評価されて当然だろう。
  • 一方、ROEがそこそこ高い水準にあるのに、運用成果が伴っていない銘柄も少なからずある。原因として考えられるのは・・・原因①:株価が高い時期に買ってしまった(取得時期を見誤った)。原因②:会社への悪評などがあり、市場評価が低い。原因③:投資支出が多く、FCFを残せていない。
  • ROEが高いことを以て有望銘柄と結論付けるのは拙速である。多面的に企業を評価することが必須である。
  • この会社は良い会社・優れた会社だという評判を、しばしば耳にするような会社(※当てにはならないのだが)は、市場評価も高く、ROE実績を上回る運用利回りをもたらしてくれたように見える。