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ラジオ配信告知【安倍元首相の暗殺】陰謀論ラジオ 2022.07.22 報道されない奇妙なこと

投資ラジオを配信しました。

今回は陰謀論ラジオです。安倍元首相暗殺に伴う奇妙な事実の数々について、お話しします。

(今回のラジオの概略は次のとおりです)
・単独犯ではあり得ない安倍元首相への銃撃(狙撃)。
・奈良医大教授の証言と大きく食いちがう奈良県警公表の司法解剖結果。
安倍氏が銃撃に倒れた瞬間から円高に振れる為替市場。その半日後、今度は円安に振れ、元の水準に戻る。
・死してなお残る安倍氏の存在感。

こちらからお聴きいただけます。

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2021年度の投資実験ファンド運用成績

投資実験ファンド、2021年度の運用成績はマイナス (-1.48%) でした。

ベンチマークとしている東証株価指数TOPIX (+12.48%) にも、日経平均 (+6.34%) にも負けました。
※いずれも配当込み数値。ちなみに実験ファンドは税引後の配当を加算、株価指数は税引前の配当を加算しています。

こんな年もあります。

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投資実験ファンドの基準価格推移(1百万円基準)

<投資実験の目的>
・ 決算書を読み込んで投資先銘柄を選別、⻑期投資に徹することで、市場全体を⻑期的に上回るリターンを得られるのではないかとの仮説を検証する。
<実施した手続>
・ 個⼈資産の大部分を投じて株式投資を⾏う(だから真剣)。基本的にバイ・アンド・ホールド。 

私財の大部分を投じての投資実験、これで丸20年となります。実験ファンドの元本は当初の4.0倍(基準価格)になりました。

同じ期間、TOPIX連動型の投資信託に投資した場合、元本は2.5倍となり、日経平均連動型の場合は3.5倍になります。

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投資実験ファンドの運用成績(年次・暦年)

不景気だ不景気だと、テレビや新聞ではいつも言われますが、付加価値を積み重ねてきているのが日本の企業群であり、現場で奮闘しているビジネスマンの方たちなのだと思います。

配当込みで考えれば、日本の株式市場に参加する投資家の富は、1989年末(日経平均株価史上最高値を記録した時点)の水準をとっくの昔に上回っていることもわかります。

そして私が証明したかった、決算情報を詳細に読み解いて投資先を選別し、長期間投資し続けるという手法は、この20年間で見ても明らかに有効であったことが示せたのではないかと思います。

 

 

投資ラジオ公開のお知らせ:米国のSPAC上場ブームについて

投資ラジオ「楽しい投資Podcast」を更新しました。2021年最後のラジオです。公開は2022年にずれ込みました。

  • 2021年度は実験ファンド、市場平均に負けました。
  • 空箱上場と揶揄されるSPAC上場について。2021年アメリカでのSPAC上場ブームを取り上げます。
  • ついでに、武漢肺炎ウイルスパンデミックと、ワクチン接種を執拗に求める国と地方自治体の不自然な姿について。

Podcastにご登録くださっている方は更新してお聴きください。↓こちらのサイトでもお聴きいただけます。

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SPAC上場について、その本質を考える

ご質問をいただきました。落ち着いてご回答したいと思っていたのですが、師走のこの時期、妙にあわただしい状況にありますことから、取り急ぎ、私の考えを記しておきます。落ち着いた頃に、ラジオでも取り上げたいと思います。

 

トランプさんの新SNSでニュースになっていますSPACについて質問があります。

果たして経営基盤も実績もないスタートアップ企業がいきなり上場出来るというのはどうなんでしょうか?

仕組み的に内輪だけの金儲けの手段になったりしないのでしょうか?(メリットもあると思いますが...)

庄司さんから見てSPACのメリットとデメリット、そして庄司さん自身はSPACについてどう思われるのか?

興味がありましたら、またラジオで話してくれると嬉しいです!(naoさん)

 

 

ラジオを聴いてくださっているのですね。ありがとうございます。

以下に、思うところを記しておきます。

 

<SPACについて>

  • 特別買収目的会社 (Special Purpose Acquisition Company) のこと。スパックと読む。
  • 海の向こうで、SPACブームが起きていた。今年2021年の米国IPOによる資金調達額の過半が、SPAC上場によるものだそうだ。ただ、最近はブームも沈静化する方向へ向かっているようではある。
  • Digital World Acquisition Corp. (以下、”DWA社”) という上場SPACがある(Nasdaq上場)。
  • このSPAC、トランプ前大統領が設立したメディア会社(TRUTH Socialを運営する)Trump Media and Technology Group社との合併を計画していると報じられた。
  • ただ、合併の合意がなされたタイミングが規制に反している可能性があるということで、SEC(米国証券取引委員会)とFINRA (自主規制団体としての民間会社。Financial Industry Regulatory Authority) から、質問状が送付されたらしい。WSJウォール・ストリート・ジャーナル紙)などが批判的なニュアンスとともに報じている様子である。
  • ただ、そのニュースが報じられてのち、この上場SPAC・DWA社の株価は2日間で10倍に跳ね上がった(10/20, 10ドル → 10/22, 109ドル)。

私の見解は、次のとおりである。

  • SPAC上場スキームに力を入れている投資銀行群と、なんだかよくわからないがとにかく儲かりそうだからと、SPACの株主となる投資家たち、という構図が見える。
  • 空箱上場、裏口上場、上場審査回避目的と、悪い噂の絶えないのがSPACという存在であり、投資家保護の仕組みを整えてきているとはいえ、そういうネガティブな側面のあることはやはり否定できないのである。
  • ひとことでいって、カネ余り時代のあだ花といえる。バブルの発生に付随して現れる事象という以外にない。
  • バブルの存在を示唆する事象といえる。バブルのエネルギーは充満している。
  • また、大衆から金を巻き上げる手法にも見える。
  • 米国では1980年代にSPAC絡みの不祥事が相次いだことが問題視された。
  • SPAC上場は、けっこう前から行われていて、当時から問題視されてもいた。
  • 現在、日本ではSPAC上場が認められていないが、東証は、前向きな検討を続けているようでもある。認めないのが健全な姿といえよう。

<結論として>

  • SPACへの投資、やりたいという人を止める筋合いはないのだが、もしも、自分の親から、SPAC投資を考えているのがどうだろう?などと相談されたとしたら、絶対、手を出してはなりませぬというだろう。

投資ラジオ(楽しい投資Podcast)「呂氏春秋が今に伝える人物の見極めかた」

楽しい投資研究所の、投資ラジオ(楽しい投資Podcast)を配信しました。今回のテーマは、「呂氏春秋が今に伝える人物の見極めかた」です。

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2本、あります。

1)経営者を見抜く法(呂氏春秋が今に伝える人物の見極めかた・その1)

・会社の価値は、経営者が誰かによって9割がた決まるといわれる。投資する側としては、経営者の人物を見極めることがとても大切な仕事となる。
・「呂覧」(呂氏春秋)という古代中国の文献がある。秦の始皇帝の時代、秦国の宰相を務めた呂不韋が、多くの学者に編纂させた百科事典的なものである。現代の百科事典とは多少、趣が異なっていて、そのなかには、人物の見極めかたとして、八観六験(はちかん りくけん)という手法が記されている。

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2)米ファイザー事例研究(呂氏春秋が今に伝える人物の見極めかた・その2)

・人物の見極めかたとして、呂氏春秋にはこうある。聴かば則ち其の行うところを観よ(聴則観其所行)。見解や意見を聴いたときには、その人が実際にどのような行動をとるかを観るのが良い。
武漢肺炎ウイルスに対するワクチンとして、米ファイザー社の開発したワクチンが有効らしい、という評価結果が公表されたのは、2020年11月のことである。当然のように、同社の株価は上昇した。
そのとき、ファイザー社の経営陣は、どのような行動をとったか?ファイザーCEO・ブーラ氏は、自身が保有するファイザー株式の大半を売却したのだ。

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聴いていただけると嬉しい。

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呂氏春秋が今に伝える人物の見極めかた その2:米ファイザー事例研究

1toushi.hatenablog.jp

人物の見極めかたとして、呂氏春秋にはこうある。

聴かば則ち其の行うところを観よ(聴則観其所行)。[季春紀/論人]

見解や意見を聴いたときには、その人が実際にどのような行動をとるかを観るべし、といったところか。

武漢肺炎ウイルスに対するワクチンとして、米ファイザー社の開発したワクチンが有効らしい、という評価結果が公表されたのは、2020年11月のことである。当然のように、同社の株価は上昇した。

そのとき、ファイザー社の経営陣は、どのような行動をとったか。ファイザー社のCEO・A.ブーラ氏は、自身が保有するファイザー株式の大半を売ったのだ。また、副社長のひとりも、同じ日に同じく、持株の大半を売却処分とした。

ファイザーCEOらも保有株売却、ワクチン期待で製薬株が急伸(2020.11.12 ブルームバーグ
ーー米製薬大手ファイザーアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、保有する自社株の売却で約560万ドル(約5億9000万円)を手にしたーー

www.bloomberg.co.jp

このワクチンは、同社の扱う製品として、これ以上ないほどの市場規模を持つ。全人類が潜在的なユーザーであり、国家買い取りであり、しかも複数回の接種が行われるのだから。

同社にとって、これ以上ないほどのビジネス チャンスであるはずなのだが、ファイザー社トップの行為をみれば、彼自身、そのようには考えていなかったらしいと読める。あたかも、その日が、保有株を売り抜ける最大の好機とでもとらえていたかのようだ。

まるで、新ワクチンのリリースが、自社の企業価値を大幅に損なう発端になるとでも思っていたかのようにも見える。これはうがった見方だろうか。

これは、大きなニュースと私には思えたのだが、日本のメディアが大きく報じることはなかった。

もし、ファイザー社の開発したワクチンが、人類を救うようなすばらしいものであるのならば、今後、同社のさらなる成長が見込めるし、株価のいっそうの上昇も期待できるはずである。ところが、当の経営トップは、真逆の行動をとった。これをどうとらえるかは、私たち投資家個々人の判断するところではある(ちなみに2021.9.3現在、ファイザー社の株価はさらに上昇している)。

当時、ファイザー社のCEOは、CNBC記者からの、「あなたはいつワクチンを接種するのか」との問いに対して、言葉をにごし、明言を避けた。

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※質問への回答を重ねてうながされたファイザーCEO(右)と、記者(左)の、気まずくも緊張感ただよう間。動画はこちら

「いつでも打てるが、私は健康であるし、待ち望む人々の列に割り込むようなまねはしたくない」というのがその理由だそうだ。

しかし、ワクチンの安全性に対する懸念が世界中で高まっているそのようなときにこそ、本当に自社のワクチンが自信を持って供給できるものであるのならば、自ら率先して接種して見せても良いはずと私は考えるのだが。

ファイザーCEOの言葉を額面通りにとらえては、経済的にも健康面でも、痛い目を見る危険性があるように思えたのは、私だけだろうか。

これら一連の行動を見ていえるのはふたつ。私がファイザー社の株を買うことは当分ないだろうし、ファイザー社製のワクチンを積極的に接種したいと思うこともないだろうということである。

経営者を見抜く法(呂氏春秋が今に伝える人物の見極めかた)その1

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会社の価値は、経営者が誰かによって9割がた決まるといわれる。投資する側としては、経営者の人物を見極めることがとても大切な仕事となる。

「呂覧」(呂氏春秋)という古代中国の文献がある。秦の始皇帝の時代、秦国の宰相を務めた呂不韋が、多くの学者に編纂させた百科事典的なものである。現代の百科事典とは多少、趣が異なっていて、そのなかには、人物の見極めかたとして、八観六験(はちかん りくけん)という手法が記されている。

ここで詳細を書くスペースはないので、思い切って要約すれば、人物を見極めるには、その人が発する言葉ではなく、種々の状況に応じての行動を見よ、というのが骨子である。

ちなみに、司馬遷史記のなかで呂覧を「呂氏春秋」と記した。ついでにいえば、呂不韋は、実は始皇帝の実の父親だったのではないかという噂が、現代までまことしやかに伝えられてもいる。

それはさておき、古代より、人物を見抜くには、その人が話すことではなく、行動によるべきというのが、どうやら普遍的な知恵であり洞察といえそうだ。どんなに高まいな理想を口にしたところで、行動がそれに見合ったものでないというケースは、ままあるものである。

投資家であれば、経営者のいう耳ざわりの良い言葉を額面通りに受け止めて、実態を見誤ろうものなら、痛い目を見る。

たとえば自社株買いが典型例である。会社の内情に通じている人々が、明らかに今の株価は自社の価値に対して、とても低いと判断したからこそ、自社株を買い戻すという意思決定をしたと推測できる。今の株価は明らかに低すぎる!という言外の主張がそこにはある。

バフェット氏にいわせれば、自社株買いとは、賢明に行いさえすれば、何ら生産活動を経ることなく、株主価値を増大させる手法である。その判断が正しいかどうかは、確実とはいえないものの、会社をもっともよく知る人々の意思決定であり行為であることから、それは重く見てしかるべきといえよう。

逆に、経営者がその持株を減らすときにも注目したい。

有価証券報告書には、経営陣各人の保有する自社株数の情報が記載されている(【役員の状況】パート)。有報に記されるのはその時点の持株数のみなので、増減を見るには、その前の期の有報と比べてみる必要はあるが、会社をより深く知るための分析手法として前期比較はごく初歩的かつ基本的なものである。

また、経営者、監査役などの退任といった情報も大切にしたい。会計監査人の辞任(交代)にも注目したい。沈み始めた船からは、その内情をもっともよく知る人々から逃げ始めるものだからである。

目は口ほどにものを言う、ではないが、行為は口以上に経営者その他の人々の本音を映し出す。

※2021.09.06 楽しい投資ニュースレター(楽しい投資友の会)にて配信。ご興味がおありの方は、こちら↓からご登録ください(無料)。

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参考文献:呂氏春秋/町田三郎/講談社

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