2017-01-01から1年間の記事一覧
誰もが儲けられるといい、騒がれているものがある。たとえばビットコインである。 儲かるかどうかは人次第である。ビットコインの本質について理解できているのならば儲けられる可能性は高い。というか損する可能性を抑えられる。本質をつかんでいる人であれ…
結論:インデックス ファンドへの投資は極力避けるべきこと(条件付きで) 理由は次の通り。 インデックス ファンドの投資先は玉石混淆のため、高いリターンは期待できない。 16年間投資し続けてきたTOPIX連動型ファンドの運用成果は+101.4%。二倍超となっ…
・韓非子に伯楽の記事がある。春秋戦国時代の古代中国・秦の穆公に仕えた人物である。馬の目利き、育成にきわめて優れた人物であったと伝えられる。伯楽とは通称であり、姓は孫、名は陽といった。現代でも優れた人材を見出し育て上手な人物を名伯楽と呼んだ…
(老後の経済問題を消す方法) お金のことは早めに考えておいた方が良い。時間さえかければ大抵の問題は解決できるものだから。 だから投資のことは早めに考えておいた方が良い。そして投資を始めるのは早ければ早いほど良い。 お年玉の一〇分の一、お小遣い…
四半期決算の存在意義とは何だろう。 日本の四半期決算の歴史は短い。法制化という意味では2008年4月1日以降開始事業年度から上場会社には四半期報告書の提出が義務付けられた。それまでは本決算と中間決算の年二回で済んだ。 四半期決算は欧米のスタイルを…
東芝の経営者は四半期決算を舐めた。 第3四半期レビューで結論の不表明とされていながら、他の監査法人に監査をさせて、年度決算で適正意見を得られればそれでいいと。そんな姿勢で監査人の交代をほのめかした。 四半期決算は簡易決算であるからそれほど重…
投資はタイミングがすべてである。 短期売買の話ではなく、長期投資においても同じことがいえる。タイミングがすべてだ。 優れた会社であっても、その価値に比して高すぎる価格で買えば失敗する(高い運用利回りは得られない)。 ある会社に惚れ込んだ人がい…
高い運用利回りを与えてくれた投資先はどんな会社なのか。 7年以上投資している13社のうち、複利利回り12%以上は3社が該当する(下記のとおり)。 ※7年未満投資先4社の内、12%以上の複利利回りを上げている会社は2社(小数点以下四捨五入すれば3社)…
日本の証券市場は複数の会計基準を認めている。 どの会計基準を用いるかで、会社の価値に影響を与えるはずがない、と考えるのは正しいのだろうか。 実験ファンドが投資する会社について、適用している会計基準という切り口で少々、考えてみた(※2016年度末時…
投資して後、ROEが低落している会社は、期待していた成果が得られていない。将来性を見誤った私が悪いのである。 (運用利回りがマイナスの投資先2案件) これらの会社、投資したその時点では立派な数字を示していたのだ。ROEもかなり高い水準にあった。 と…
運用による複利利回りとROE(自己資本利益率)との間には、これといった相関関係は見出せなかった。 では自己資本比率との関係はどうだろう?(用いたのは直近10期の自己資本比率平均値である)。 (投資期間7年以上、(運用による)複利利回り上位5社につ…
(情報との付き合い方について) 新聞を熟読してはいけない。時間の方が価値高い。 今何が起こっているのか、その事実のみを把握すればよい。見出しだけで十分。意見、社説は不要。休むに似たり。 新聞をまともに読めば三時間かかる。一日の1/8の時間(=命…
ROEと運用実績(複利利回り)とは相関関係にあるのか ※7年以上投資し続けている全13銘柄(下表)の場合 実験ファンドの投資先の自己資本利益率(ROE)実績値(直近10年間の平均値)と、それぞれの運用実績(複利利回り)とを並べてみた。高い運用利回りをも…
投資実験のため、私的ファンドを15年間運用し続けて来た。これまでに行った取引はシンプルなものであった。 サマリー情報となるが、すべての投資行動と結果をここに記しておく。実験ファンドが行った取引の内容は次のとおり。 (a) 2016年12月末時点で保有を…
(継続投資とリターンの関係についての考察) 投資期間7年以上の場合: 実験ファンドにおいて、7年以上投資し続けている会社は13社ある。 このうち累積リターン(値上り益+配当。配当は税引き後)が+100%を超えているのは5社(38%)。うち2社(15%)…
決算書を読み込んで投資先を選別、長期投資に徹したらどうなるか?市場全体を長期的に上回る投資成果が得られるのではないか?そんな仮説の検証のために始めた投資実験、早いもので丸15年が経過した。実際にやってみないとわからないことが目白押しの15年で…