投資ラジオ「日本株はバブル期最高値を超えられるのか」を配信した。
日経平均上昇率+28.2%/単純平均で株式市場を総括していいのか/配当を完全に無視した報道/複利運用の力強さが伝わらない/配当込みの株価指数を見よ/日経平均トータル・リターン・ネット・インデックス/実態ベース2023年の日経平均は+30.4%の上昇/実はすでにバブル期最高値を上回っている日本株
ファイザー社CEOのアルバート・ブーラ氏が自身の所有するファイザー株の大半(130万株)を売却処分したのが2020年11月9日のこと。
ファイザーのワクチンが有効らしいという評価結果が公表されたのとほぼ同じタイミングである。
同社の株価はこれから本格的に上がるだろう(実際上がった)というタイミングで、ブーラ氏はファイザー株を手放した。
ブーラ氏が売却処分したとき、ファイザーの株価は36.64ドルだった。その売却総額4,763万ドル(49億円相当)である。
なかなか巨額ではあるが、普通に考えれば、会社として前途洋々のタイミングでなぜ売るのか?皆が疑問に思った(しかし日本で大きく報じられることはなかった)。
そして今、ファイザーの株価は26.13ドルである。ブーラ氏の売却時に比べて▲29%下落している(ちなみに、同氏が売却した後、同社の株価は61.43ドルまで上昇した(2021/12/13)。その後下落し、今に至る)。
Pfizer Inc. (PFE) Interactive Stock Chart - Yahoo Finance
ファイザーのCEOはまるでこうなることがわかっていたかのようだ。不思議である。
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下の写真は、イスラエルのエルサレム・ポスト紙(イスラエル最大規模の英字紙)が選ぶ「2021年最も影響力のあるユダヤ人」(「我々の最も輝かしい星」だそうだ)、4位に選出されたアルバート・ブーラ氏である(「治癒の王」だそうだ)。翌年は圏外。
ちなみに同年2位は米国務長官のアントニー・ブリンケン氏であった(翌2022年8位、2023年3位)。米国の外交トップは、イスラエルの大手新聞が我々の輝かしい星と誇る「影響力のあるユダヤ人」なのだ。
投資実験ファンド、2021年度の運用成績はマイナス (-1.48%) でした。
ベンチマークとしている東証株価指数TOPIX (+12.48%) にも、日経平均 (+6.34%) にも負けました。
※いずれも配当込み数値。ちなみに実験ファンドは税引後の配当を加算、株価指数は税引前の配当を加算しています。
こんな年もあります。
<投資実験の目的>
・ 決算書を読み込んで投資先銘柄を選別、⻑期投資に徹することで、市場全体を⻑期的に上回るリターンを得られるのではないかとの仮説を検証する。
<実施した手続>
・ 個⼈資産の大部分を投じて株式投資を⾏う(だから真剣)。基本的にバイ・アンド・ホールド。
私財の大部分を投じての投資実験、これで丸20年となります。実験ファンドの元本は当初の4.0倍(基準価格)になりました。
同じ期間、TOPIX連動型の投資信託に投資した場合、元本は2.5倍となり、日経平均連動型の場合は3.5倍になります。
不景気だ不景気だと、テレビや新聞ではいつも言われますが、付加価値を積み重ねてきているのが日本の企業群であり、現場で奮闘しているビジネスマンの方たちなのだと思います。
配当込みで考えれば、日本の株式市場に参加する投資家の富は、1989年末(日経平均株価史上最高値を記録した時点)の水準をとっくの昔に上回っていることもわかります。
そして私が証明したかった、決算情報を詳細に読み解いて投資先を選別し、長期間投資し続けるという手法は、この20年間で見ても明らかに有効であったことが示せたのではないかと思います。
ご質問をいただきました。落ち着いてご回答したいと思っていたのですが、師走のこの時期、妙にあわただしい状況にありますことから、取り急ぎ、私の考えを記しておきます。落ち着いた頃に、ラジオでも取り上げたいと思います。
トランプさんの新SNSでニュースになっていますSPACについて質問があります。
果たして経営基盤も実績もないスタートアップ企業がいきなり上場出来るというのはどうなんでしょうか?
仕組み的に内輪だけの金儲けの手段になったりしないのでしょうか?(メリットもあると思いますが...)
庄司さんから見てSPACのメリットとデメリット、そして庄司さん自身はSPACについてどう思われるのか?
興味がありましたら、またラジオで話してくれると嬉しいです!(naoさん)
ラジオを聴いてくださっているのですね。ありがとうございます。
以下に、思うところを記しておきます。
<SPACについて>
私の見解は、次のとおりである。
<結論として>