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楽しい投資Podcast 配信のお知らせ「いつ売るべきか?」投資ラジオと旅ラジオ

楽しい投資研究よりラジオを公開しましたのでお知らせします。楽しい投資Podcastです。

 

【最新】投資ラジオ「いつ売るべきか?あるいは即売却処分すべき会社について」
 → 持ち株を売るべきときとはいつなのか?ひとつの答えとして、即時売却処分すべき会社というテーマでお送りします。要は経営者次第であり、経営者が信用できなくなったときが決定的な売りのタイミングというお話です。

「局地的バブルとQレシオの話」と、旅ラジオ「バルセロナ・サグラダ ファミリアの話」
 → バブル華やかなりし頃、あるいは断崖絶壁の淵で激しく踊っていた1980年代に、高すぎる株価を正当化する目的で導入された指標がQレシオです。これが最近復活しているらしいというニュースに触れてのお話です。


旅ラジオ「投資家として旅する理由」と「世界を支配した人々の戦略」について
いち投資家として、世界を旅する理由とこの世界をかつて支配した人々の戦略について、お話しします。スペインをめぐっての帰り道、トランジットで少々滞在したカタールのドーハで考えました。
世界を支配するとは何を以てそういえるのかという議論はありますが、今回はせっかくスペインを訪れることができましたので、世界初の日の沈まぬ国を築き上げたスペイン・ハプスブルク帝国を念頭に考察しました。キーワードは「寛容さ」です。

会計基準の改悪と純利益情報の劣化について

米国会計基準を適用するトヨタの第3四半期決算は、株式評価損を取り込んで純利益3割減となった。
本業は好調で営業利益は前期比9%増である。今期から米国会計基準保有株の時価変動を純損益に加減するよう強制するようになったことが影響している。
トレーディングを業とする会社ならともかく、そうでない会社にまで、保有する株式の株価の短期的な値動きを純損益に取り込めと新しい基準はいうのだ。厄介な話である。
ノイズという他ない。会計基準の改悪であり、純利益情報の価値を劣化させているとしか考えられない。
バフェット氏は昨年、バークシャー社の株主への手紙のなかでこのことに触れ、純利益情報は使えない (“useless”) 情報に堕したと注意を促した。

ラジオ公開のお知らせ「会計を熟知した名演出家だった経営者カルロス ゴーン氏」及び「日産の監査人は何をやっていたのか」

日産のカルロス ゴーン(元)会長逮捕に関連して、
「会計を熟知した名演出家だった経営者カルロス ゴーン氏」及び「日産の監査人は何をやっていたのか」
というラジオを公開しました。

楽しい投資Podcastです。

http://1tpc.seesaa.net/article/462906926.html

 

AI ザ・ギャンブラー

AIは大量のデータを扱う。人には認識できないパターンを検知することも可能だと。
但し、

大きな期待が寄せられているが、高収益をもたらす実績はまだ上げていない。(中略)直近の予測には使えるが、5~10年後といった長期的な成長ストーリーを思い描くことはできない。(日経2018.10.21)

AIは人が歩んできた道をなぞっているようにも見える。
今のAIは投資家ではなく売買のタイミングを計るギャンブラーといえる。
AIに思考の方向性を与えている人間側の問題もあるのではないか。
いずれはAIも成長し、思考を深めていくのかもしれないが、長期投資の分野においてAIの思考はまだ幼子のそれのようだ。
少なくとも現時点において、AIに資産運用を委ねることが賢明とはいえない。

※参考記事(日経新聞

www.nikkei.com

投資家とギャンブラーのWin-Winの関係のこと

  • 同じ資産であっても誰が保有するかによってその価値は異なる。
  • 長期間投資し続けることが可能でその意思を持つ者の目から見れば、数十年先に予想される利益を現在価値に反映させてその資産の持つ価値を評価できる。
  • 投資可能な期間が短く、数ヵ月間、数週間後には売却処分することを想定している者にとってみれば、数十年先に見込まれる利益は意味を持たない。保有期間を数時間と考えるギャンブラー(デイトレーダー等)にしてみれば、会社が稼ぎ出す利益、キャッシュフローなどそもそも興味の対象ですらない。
  • 立場が異なれば同一資産であってもその価値は異なるからこそ、市場取引が成り立つ。
  • 投資家、投機家、ギャンブラーの間でのWin-Winの関係が成り立っているからこそ成り立つ取引といえる。よくできた仕組みである。
  • 短期売買は市場評価を歪めるとしばしば批判されたりもするが、こう考えれば投機家もギャンブラーも重要な市場プレイヤーであることに違いはない。
  • とはいえ、抱えるリスクには差異がある。保有期間が短いほど、一般的に言って不確実性(リスク)は高まる。リスクを極力抑えたいというのなら、長期投資の方針が得策である。

のれんの膨張と利益の歪みについて

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  • 近年、のれん残高が身の丈に比して巨額に過ぎるように見受けられる会社が増えた。自己資本を超える規模ののれんを抱える会社が珍しくない状況になっている。
  • のれんの規則償却が禁止されているIFRS国際財務報告基準)の影響が大きい。
  • IFRSは米国基準に沿う形でのれんの償却を禁止することにしたわけだが、米国基準でも2001年(同年公表の公開草案)まではのれんの規則償却が求められていたのだ。のれんの償却が禁じられたのはふるい話ではない。
  • のれんを償却しないという処理は会計理論的にも説明がつかない。結果的に自己創設のれんの計上を認めることになるからだ。会計の基本ルールを逸脱したルールが大手を振ってまかり通っている近年の状況こそ、後年、興味深い研究対象になり得ると思われる。
  • ここから、IASB(IFRS)やFASB(米国)といった会計基準設定主体は会計の専門家集団などではなくあくまでも政治的な色彩の濃い存在なのだということがわかる。さらにいえば投資家利益の保護などというお題目は建前に過ぎないのだということも見えてくる。
  • IFRSや米国基準を適用する会社の利益は、のれん償却費負担の回避でかさ上げされる結果となる。このように決算数値の歪みが顕著になってきているのが昨今の企業情報開示体制である。利益が減らないのだから巨額ののれんの計上に怖れを抱かない経営者が増えているように思える点、いち投資家として恐怖感を覚える(最近では武田薬品工業のCEOウェバー氏の顔が思い浮かぶ。武田薬品は同氏のCEO就任直前にIFRS適用を決めている。こわい)。
  • ところで、日本基準はのれんの規則償却を強制している。この点、日本の会計基準設定主体(ASBJ)は骨がある。日本人として誇って良い。

 

バークシャー ハサウェイ社の株主総会のこと

先日、バークシャー ハサウェイ社の株主総会をリアルタイムで視聴した。Yahoo financeが専用サイトを用意してくれているのだ。凄い時代である。
さて、総会の様子はさながらコンサートか何かのようだった。バークシャー株主総会キャピタリストのためのウッドストックだとバフェット氏自身が語っていた(と記憶している)がまさしくその通りである。
株主が質問するためのブース(ステーションと呼ばれていた)が会場内にいくつも設けられ、会長のバフェット氏が "OK, next, station three!" という風に進行させていた。
バフェット氏は世界恐慌の翌年、1930年の生まれ。御年87歳。いってみればおじいちゃんである。それにしてもこんなにかっこいいおじいちゃんはちょっといないなと見とれてしまった。塩田剛三と同じくらいかっこいいぞと思いました。

既にYoutubeにもUpされている。
"2018 Berkshire Hathaway Annual Shareholders Meeting"

(ご参考)※私がかっこいいと思うもうひとりのおじいちゃん。

"塩田剛三 vs ロバートケネディボディガード" という有名な動画