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投資の成否を決めるものについて

世の中には私と似たようなことをやっている人がいるようで、個人投資家に対して、有望な会社を見出して、割安な価格で買い、長期間投資し続ければ、結果的にうまくいきますよと、そんなことを伝えている方がいる、という話を聞いた。YouTuberだそうだ。私自身は彼のYouTubeを見たことがないのだけれども、それは良い活動であろうと思う。私と志を同じくするような方であろうと思う。

最近、炎上しているとも聞いた。どうやらその方が買い推奨した会社の株価が大幅に下がって、どうしてくれるんだというクレームが入ったらしい。そこで彼は、待っていればそのうち上がるから気にするなと回答したのだそうだ。それが火に油を注ぐ結果になったのだという。

10年くらい持ち続けていれば、やがて戻るだろうから気にするなと。もっともな話だと思うのだが、いわれた人は納得できなかったらしい。

私自身、実験ファンドを運用し続けてみてわかったのは、やはり長期と言うのは1年や2年、5年どころではなく、やはり少なくとも10年は見る必要があるということである。実験ファンドが投資していて大幅な値上がりを見せた株式がいくつかあるのだが、そういった会社の株価が目に見えて大幅な上昇を見せたのは、初めて取得してから10年近く経ってから、あるいは10年を超えてからのことだった。

しかし、10年待てる人というのは、どうやらそう多くはないらしい。10年も待てるものかという人と、10年待つのは当然のことと考える人が、どうやら世の中には両者いるらしい。同じ投資家といっても種類が異なるといえる。

投資で結果的にうまくいくかどうかというのは、知識の多寡、技術の有無などは実は大して重要でなく、それよりも投資家個人としての気質による部分が大きいといえるかもしれない。

 

※この記事は大部分を音声入力で書いた。